三宮法律事務所の弁護士ブログ


by sannomiyalaw

京都所司代

 またまた,朝日新聞の記事で恐縮です。
 江戸幕府の名京都所司代として,歴史上有名な板倉重宗に関する記事が掲載されていました。
 彼は公正な裁きをするため,訴人の顔を見ないよう障子越しに茶臼を挽きながら訴えを聞いたという内容です。
 先に紹介した法窓夜話にも「板倉の茶臼、大岡の鑷」題して,この逸話が紹介されています。
 石臼で茶をひきながら障子越に訴えを聴いたのは,人の容貌はさまざまで一様ならず、美醜により偏頗が起こるのは免れないから,偏頗な裁きをしないようにするため,茶臼を挽くのは心を静めるため。
 裁判員制度が始まるにあたって,被告人の服装が問題となっていました。勾留中の被告人は,大抵は,スリッパ履きにジャージの上下。これでは,「犯人」との偏見が先にたつので,スーツ,ネクタイ,革靴を貸すというもの。
 これだけでなく,女性の被告人については,化粧も許すべきだという議論がありました。
 男性の被告人へスーツ等をか貸すのは確か実施されているはず,化粧はどうなったんでしょう。
 名所司代板倉でさえ,美醜に左右されると明言していたのですから,我々一般ピープルは推して知るべし。
 やはり服装は大事です。
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by sannomiyalaw | 2009-10-04 22:40